ムコール症
概要
接合菌による肉芽腫性疾患。
主な症状
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原因
ヘビにおけるムコール症の原因: 接合菌による肉芽腫性疾患。
病態生理
ムコール症はヘビにおける真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。
治療
ヘビムコール症: ① 病態—Mucorales目(Rhizopus、Mucor、Lichtheimia)による侵襲性真菌感染—免疫抑制・糖尿病・慢性疾患で日和見感染。皮膚・呼吸器・全身。⚠ アゾール系(フルコナゾール、イトラコナゾール)はムコラレスに無効。② 確定: 病変部生検+GMS/PAS染色(広い非中隔菌糸)、培養(4-7日)、PCR。③ 外科的デブリードマン(大型病変は治療の根幹)。④ 第一選択薬: アムホテリシンB(リポソーマル形式 5-10 mg/kg IV q24h × 4-6週、従来型 0.5-1.0 mg/kg IV q24-48h—腎毒性モニタ)。⑤ 第二選択: ポサコナゾール 5 mg/kg PO q12h × 慢性(in vitro感受性確認後)。⑥ 免疫機能改善: 糖尿病管理、ステロイド減量、栄養支持。⑦ 爬虫類・両生類では皮膚・口腔粘膜の侵襲性感染が多い—デブリードマン+局所アムホテリシンB浴 1 mg/mL × 5分/日(⚠腎毒性—長期使用注意)。POTZ維持、清潔環境必須。支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。
予防
ムコール症の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。
予後
ムコール症の予後: 多くは治療に良好に反応。
関連する薬品
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