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ヘビ (Snake) 眼科 中等度

結膜炎・眼周囲腫脹

Conjunctivitis / Periocular Swelling / 結膜炎・眼周囲腫脹

概要

感染、スペクタクル残留、全身性疾患による眼周囲の炎症です。

主な症状

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原因

ヘビにおける結膜炎の原因は感染性(細菌・ウイルス・真菌・寄生虫)、外傷性、免疫介在性、先天性、変性性、腫瘍性、代謝性、医原性が含まれる。爬虫類では栄養性(ビタミンA欠乏・MBD)・脱皮不全による眼瞼閉塞・低POTZが主要要因。治療遅延は不可逆的視力喪失につながるため早期診断(眼圧測定・眼底検査・角膜染色)と専門医紹介が肝要。(ヘビは脱皮周期に注意、種別POTZ維持)

病態生理

ヘビにおける結膜炎の病態生理は眼組織(角膜・ぶどう膜・水晶体・網膜・眼圧調節系)の構造/機能障害により視機能が脅かされる。角膜病変では上皮バリア破綻→間質浮腫・血管新生・潰瘍進行→穿孔リスクを生じる。ぶどう膜炎では血液眼関門破綻・炎症細胞浸潤により続発性緑内障・白内障・網膜剥離を招く。房水産生・流出の不均衡では眼圧上昇→視神経・網膜神経節細胞傷害(緑内障)により不可逆的失明に至る。水晶体・網膜変性では透光体混濁・光受容器変性により進行性視覚障害を呈する。

治療

【ヘビにおける結膜炎・眼周囲腫脹】 結膜炎・眼周囲腫脹は培養感受性試験を診療指針とし、empiricalにはエンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h またはアモキシシリン・クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h(小型哺乳類除く)を開始。 膿瘍形成例は外科的切開・排膿・洗浄(生食または0.05%クロルヘキシジン)が抗菌薬単独より治癒率高い。 発熱・全身症状時は炎症マーカー(SAA、CRP)と血液培養。 再発リスクの高い症例ではバイオフィルム形成菌(Pseudomonas, Staphylococcus pseudintermedius MRSP)を疑い、長期抗菌薬を6-8週継続。 支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはヘビの専門医紹介を考慮する。

予防

ヘビにおける結膜炎の予防は感染症対策と早期発見が中心。感染性結膜炎: ワクチネーション(FHV-1・FCV)と感染猫との接触回避。角膜潰瘍: 眼外傷の予防、グルーミング時の眼科ケア。白内障: 糖尿病の良好な血糖管理、遺伝性品種の繁殖管理、抗酸化物質補給。緑内障: 素因品種の定期的眼圧測定。全動物で年1回以上の眼科検診。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 アモキシシリン・クラブラン酸 💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 クロルヘキシジン

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