コンゴウインコ消耗病(オウム)
概要
オウムにおけるウイルス性の消化器系疾患。コンゴウインコ消耗病は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
オウムにおけるウイルス性の消化器系疾患。コンゴウインコ消耗病は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
オウムにおけるウイルス性の消化器系疾患。コンゴウインコ消耗病は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
コンゴウインコ消耗病(Macaw Wasting Disease — Proventricular Dilatation Disease / PDD)。Avian Bornavirus (ABV) が原因。消化管の神経節炎 → 前胃拡張。■臨床症状: 進行性体重減少(消耗)。未消化穀物の排泄。嘔吐/吐出。 腹部膨満(前胃拡張)。神経型: 運動失調、痙攣。■診断: X線(前胃拡張 — proventriculus:keel比>1)。 血液/クロアカPCR(ABV)。血清抗ABV抗体。嗉嚢生検(リンパ形質細胞浸潤)。■治療: ★根治療法なし★。 抗炎症: セレコキシブ 10-20 mg/kg PO q12-24h(COX-2選択的 — 神経炎症抑制)。 メロキシカム 0.5-1 mg/kg PO q12h(代替)。 栄養管理: 高消化性の軟食(ペレットを水で軟化、ベビーフード)。少量頻回給餌。 消化促進: メトクロプラミド 0.5 mg/kg PO q8-12h(消化管運動改善)。 二次感染: 培養に基づく抗菌薬。■感染管理: ABV陽性鳥の隔離。糞便汚染防止。■予後: 不良(進行性)。抗炎症薬で数ヶ月〜数年の延命可能。参考文献: Hoppes SM et al. (2010); Heatley JJ & Villalobos AR (2012).
予防
オウムにおけるコンゴウインコ消耗病の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
予後不良〜注意。治癒不能な慢性進行性疾患。NSAID(メロキシカム0.5-1 mg/kg PO q12-24h、セレコキシブ10 mg/kg PO q12h)が神経炎症の抑制に有効で、臨床症状の改善と延命が報告されている。消化管運動促進薬(メトクロプラミド)と高消化性食事が消化管症状の管理に使用。ABV陽性でも無症候の個体が多く存在し、発症因子は不明。新規鳥のABV PCRスクリーニングが導入予防に推奨 (Heckmann J et al. 2017)。
関連する薬品
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