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オウム (Parrot) 循環器 重度

胃(筋胃)内異物

Gastric (Ventricular) Foreign Body / 胃(筋胃)内異物

概要

金属、プラスチック等の異物が筋胃に停滞し消化を妨げる。

主な症状

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臨床徴候

オウムにおける胃(筋胃)内異物の臨床徴候は消化管病変の部位と病態により異なる。上部消化管: 嘔吐・吐血・食欲不振。小腸: 下痢(小腸性: 量多・回数少・体重減少を伴う)・嘔吐・腹痛。大腸: 下痢(大腸性: 量少・回数多・粘液・血便・テネスムス)。急性腹症: 強い腹痛・嘔吐・ショック徴候・腹部触診で腫瘤や緊張感(GDV・腸捻転・腸閉塞)は緊急評価が必要。

原因

オウムにおける胃(筋胃)内異物の原因: 金属、プラスチック等の異物が筋胃に停滞し消化を妨げる。

病態生理

胃(筋胃)内異物はオウムにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

診断

食欲不振・体重減少・嘔吐・未消化便から筋胃内異物を疑う。X線で筋胃内の金属異物・高密度物体を確認。造影X線でバリウム通過遅延・筋胃内充満欠損を描出。内視鏡でそ嚢経由で前胃・筋胃内の異物を直視下確認。血中鉛・亜鉛濃度を測定し重金属中毒の合併を評価。CBC/生化学で貧血・肝腎障害を確認。大型オウム類では金属製おもちゃ・ケージ部品の摂取が多く、亜鉛めっき製品が亜鉛中毒の主因となる。

治療

オウムにおける胃(筋胃)内異物の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。

予防

胃(筋胃)内異物の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

胃(筋胃)内異物の予後: 急性は多くが良好。

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