総排泄腔乳頭腫
概要
総排泄腔の良性乳頭腫性増殖。ヘルペスウイルス関連。アマゾンやコンゴウインコに多い。
主な症状
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臨床徴候
オウムにおける総排泄腔乳頭腫症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
オウムにおける総排泄腔乳頭腫の原因: ヘルペスウイルス関連の総排泄腔乳頭腫性増殖。
病態生理
オウムの総排泄腔乳頭腫症はPsHV関連の総排泄腔粘膜の乳頭状腫瘤で、Amazon parrotに特に多く、全体の有病率は感染コロニーで30-50%に達する。乳頭腫は良性だが、腫大→総排泄腔腔の狭窄→排便・排尿困難→努責→脱出のリスク。自咬・出血も合併しうる。胆管乳頭腫との同時発生が一般的で、総排泄腔乳頭腫が発見された場合は胆管の超音波スクリーニングが推奨される (Phalen DN. 2000)。
診断
総排泄腔の視診・内視鏡検査で乳頭状腫瘤を確認。クロアカスワブのPCRでヘルペスウイルス(PsHV)を検出。生検による病理組織検査で乳頭腫を確定し、扁平上皮癌への悪性転化を除外。併発する胆管乳頭腫の評価のため腹部超音波・生化学(胆汁酸・肝酵素)を実施。コンゴウインコ・アマゾンオウムで高頻度に発生。再発率が高く、定期的な内視鏡モニタリングを推奨。
治療
基礎原因の特定と治療。輸液(温乳酸リンゲル50-100 mL/kg/日SC/IO)。エンロフロキサシン15 mg/kg PO/IM q12h(感染が疑われる場合)。補助給餌。保温(28-30℃)。環境管理の改善。
予防
総排泄腔乳頭腫の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
総排泄腔乳頭腫の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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