バンブルフット(足底皮膚炎)(Guinea Pig)
概要
モルモットにおける炎症性の筋骨格系疾患。バンブルフット(足底皮膚炎)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
原因
モルモットの筋骨格系組織における炎症過程が原因。感染・外傷・自己免疫応答・中毒曝露・異物反応が誘因。慢性炎症は持続的な抗原刺激や免疫調節異常に起因しうる。モルモットの種特異的炎症反応は家畜種と異なりうる。
病態生理
モルモットの筋骨格系組織における炎症過程は、自然免疫および適応免疫応答の活性化を伴う。炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-1、IL-6)とケモカインが好中球・マクロファージ・リンパ球を患部組織に動員する。持続的炎症は組織浮腫・血管透過性変化・進行性組織損傷をもたらす。モルモットの生理学的特性が炎症反応パターンと治癒能力に影響しうる。
治療
早期治療が重要。局所管理:足底の洗浄(クロルヘキシジン)、デブリドマン、包帯。全身抗菌薬:エンロフロキサシン(10-20 mg/kg PO q12h)またはTMP/SMX(30 mg/kg PO q12h)×2-4週。疼痛管理:メロキシカム(0.3-0.5 mg/kg PO q24h)。環境改善が根本治療:柔らかい床材(フリースライナー)、ワイヤーメッシュ床の除去、清潔な環境。ビタミンC補充(壊血病併発が治癒遅延の原因)。重症例は壊死組織の外科的デブリドマン。Staphylococcus aureus が最多。肥満は重大なリスク因子。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
Bumblefoot (Pododermatitis)の予後は、早期治療と適切な管理により良好です。ほとんどの動物は回復します。
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