脳卒中
概要
脳内の血管障害により急性の神経症状が出現する。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける脳卒中の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
デグーにおける脳卒中の原因: 脳内の血管障害により急性の神経症状が出現する。
病態生理
脳卒中はデグーにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。
診断
神経学的検査で急性発症の片側性運動障害・旋回運動・意識変容・斜頸を評価。MRI(利用可能な場合)で脳梗塞・脳出血の部位と範囲を確認。CBC・血液生化学で糖尿病(高血糖)・高脂血症・腎機能障害など脳血管障害のリスク因子を評価。デグーは糖尿病に罹患しやすく、慢性高血糖による血管障害が脳卒中の誘因となる。血圧測定(間接法)で高血圧を確認。心エコーで心原性塞栓を除外。発症時刻・進行速度の正確な聴取が鑑別に重要。
治療
デグーにおける脳卒中の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。
予防
脳卒中の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。
予後
脳卒中の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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