← トップへ戻る
鳥 (Bird) 感染症 重度

ヒストプラズマ症

Histoplasmosis / ヒストプラズマ症

概要

ヒストプラズマ・カプスラーツムによる全身性肉芽腫性疾患。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示す鳥の他の疾患を確認できます

原因

鳥におけるヒストプラズマ症の原因: ヒストプラズマ・カプスラーツムによる全身性肉芽腫性疾患。

病態生理

ヒストプラズマ症は鳥における真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。

治療

【鳥におけるヒストプラズマ症】 ヒストプラズマ症は鳥における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は鳥専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 具体的な薬剤目安: Itraconazole 5-10 mg/kg PO。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。

予防

ヒストプラズマ症の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。

予後

ヒストプラズマ症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 イトラコナゾール

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

感染症の他の疾患(鳥)

鳥の全疾患を見る →

VetDictで鳥の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

嘴羽毛病(サーコウイルス)(鳥) (共通5症状) ヘルペスウイルス感染(鳥) (共通5症状) パラミクソウイルス感染(鳥) (共通5症状) レオウイルス感染(鳥) (共通5症状) アデノウイルス感染(鳥) (共通5症状) ポリオーマウイルス(鳥) (共通5症状) 鳥ボルナウイルス(鳥) (共通5症状) 鳥痘(鳥) (共通5症状)
📋 鳥の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。