💊 プルカロプリド(レゾロール)
Prucalopride / プルカロプリド(レゾロール)
作用機序
高選択的セロトニン5-HT4受容体作動薬(ベンゾフラン・カルボキサミド系)。結腸(および全腸管)の推進性運動を促進する。シサプリドと異なりhERGカリウムチャネルへの親和性が実質的に無く、シサプリドがヒト市場から撤退する原因となったQT延長・不整脈リスクを持たない。
Highly selective serotonin 5-HT4 receptor agonist (benzofuran carboxamide). Stimulates colonic (and whole-gut) propulsive motility. Unlike cisapride it has essentially no hERG potassium-channel affinity, so it lacks the QT-prolongation/arrhythmia liability that withdrew cisapride from human markets.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 臨床データ限定的 — 犬での使用は用量依存性の胃排出・結腸運動促進を示した薬理研究(Briejer 2001)からの外挿: 難治性結腸運動低下に 0.1-0.3 mg/kg PO q24h の経験的使用報告がある。通常はシサプリド(調剤)・メトクロプラミドが先。 | |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 巨大結腸症・難治性便秘(ヒト用のoff-label使用。シサプリドが院内特殊調剤のみとなった現在の代替): 0.5-2 mg/頭 PO q24h、便性状で漸増調整。水和・食物繊維戦略(重度巨大結腸では逆に低残渣食)・ラクツロース/PEG 3350・基礎疾患治療という基本プランに併用する(Washabau & Day)。 | プロキネティクスは補助であって代替ではない: 内科最適化にもかかわらず反復する宿便は結腸亜全摘の相談対象。主に腎排泄のため、有意なCKDでは減量・投与間隔延長。 |
禁忌・注意
🚫 機械的消化管閉塞・穿孔 — プロキネティクス共通の禁忌: 開始前に閉塞を除外(X線±造影)。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| Anticholinergics (atropine, glycopyrrolate) | 薬理学的拮抗 — 抗コリン薬はプロキネティック効果を減弱させる |
この薬が使われる疾患
消化器薬の他の薬品
VetDictで鑑別診断・薬用量を確認する
薬品辞典を開く
※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。