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リクガメ (Tortoise) 神経 緊急

脊椎外傷・椎体骨折

Spinal Trauma / Vertebral Fracture / 脊椎外傷・椎体骨折

概要

椎骨骨折や脱臼による不全麻痺・麻痺。

主な症状

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臨床徴候

リクガメにおける脊椎外傷・椎体骨折の臨床徴候は罹患部位と病態の急性/慢性により異なる。急性外傷: 跛行(非荷重)・腫脹・疼痛・変形(骨折・脱臼)。慢性変性: 起立困難・運動不耐性・跛行(運動後悪化・寒冷で悪化)・関節腫脹(OA等)。発達性異常: 子犬期から軽度跛行(股関節・肘関節形成不全)。感染性: 発熱を伴う関節腫脹・疼痛(敗血症性関節炎)。

原因

リクガメにおける脊椎外傷・椎体骨折の原因: 椎骨骨折や脱臼による不全麻痺・麻痺。

病態生理

脊椎外傷・椎体骨折はリクガメにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

診断

X線撮影(背腹像・側面像)で椎体骨折・脱臼・椎間板変位を確認。甲羅内の脊椎はX線で評価困難な場合があり、CT検査が三次元的評価に優れる。神経学的検査で麻痺の程度・部位を評価(前肢/後肢反射、深部痛覚、排泄機能)。甲羅の触診・視診で外傷・亀裂を確認(落下・圧迫事故歴の聴取)。CBC・血液生化学で外傷に伴う全身状態を評価。MRIが利用可能であれば脊髄損傷の程度を詳細評価。POTZ内管理で代謝を維持し回復を促進。

治療

リクガメ脊椎折: ① 骨折の多くは栄養性二次性副甲状腺機能亢進症(NSHP)に関連—血清Ca/P・X線で骨密度評価。脊椎骨折は厳格な ケージ制限・脊柱安定化、神経学的評価(運動・感覚・尿便)必須、損傷高位の特定で予後判断。② NSHP合併時はCa・VitD3補充(カルシウム グルコネート 100 mg/kg PO q24h × 2週)とUVB照射 (UVI 2-7、種別)、食事改善が並行必須。③ 安定化: 単純骨折は副木、複雑は外科的固定(mini plate, KE)—外骨格・甲羅は特殊接着剤(epoxy)。④ 鎮痛: メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg IM q12-24h、モルヒネ(亀 0.4-1 mg/kg、ヘビ無効—種差大)。⑤ 抗菌薬(開放骨折): セフタジジム 20 mg/kg IM q72h、エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO/IM q24-48h。⑥ POTZ最適化(治癒の前提)、湿度管理、強制給餌。⑦ 経過: X線4-8週毎、爬虫類は癒合が遅い(最大6-12ヶ月)。支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。

予防

脊椎外傷・椎体骨折の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

脊椎外傷・椎体骨折の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 セフタジジム

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