ボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)
概要
ボールパイソンやボアに重度で致死的な呼吸器疾患を引き起こすニドウイルス。
主な症状
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原因
ヘビにおけるボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)の原因: ボールパイソンやボアに重度で致死的な呼吸器疾患を引き起こすニドウイルス。
病態生理
ヘビにおけるボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)の病態生理はウイルス侵入→宿主細胞内複製→組織傷害→免疫応答の連鎖により展開する。病原ウイルスは特異的細胞受容体に結合し細胞内に侵入、ウイルスRNAまたはDNAを宿主細胞の機構を利用して複製・転写・翻訳する。宿主免疫応答(先天性免疫・適応免疫)の発動と病原体毒力のバランスが病態を決定する。急性期は局所炎症と全身性サイトカイン放出を、慢性期は臓器特異的傷害(リンパ球減少・骨髄抑制・神経傷害等)を引き起こす。
治療
【ヘビにおけるボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)】 ボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)に対する特異的抗ウイルス療法はほとんどの症例で確立されておらず、治療は支持療法と二次感染予防が中心。 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h(培養感受性で再選択)。 感染個体は隔離(PCR陰性化まで)し、ケージ用具は次亜塩素酸1:10で消毒。 ワクチン未開発の疾患が多く、群管理では新規導入個体の検疫(最低30-45日)が予防の要。 支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはヘビの専門医紹介を考慮する。
予防
ボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
ボア科ニドウイルス(ボールパイソンニドウイルス)の予後: 支持療法で多くが回復。
関連する薬品
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