翼端浮腫
Wing Tip Edema / 翼端浮腫
概要
閉所飼育・肥満オウムの翼端浮腫。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示すオウムの他の疾患を確認できます
臨床徴候
オウムにおける翼端浮腫の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
オウムにおける翼端浮腫の原因: 閉所飼育・肥満オウムの翼端浮腫。
病態生理
翼端浮腫はオウムにおける皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
翼端(初列風切羽基部)の腫脹・浮腫・変色から翼端浮腫を疑う。視診・触診で浮腫の範囲・温度・疼痛を評価。X線で骨折・骨膜反応・骨溶解を除外。超音波で軟部組織の液体貯留を確認。CBC/生化学で低蛋白血症・肝酵素異常・腎機能障害を評価。心臓超音波で右心不全(うっ血性)を除外。循環障害・外傷(バンド・リング等による絞扼)の有無を確認。大型オウム類では翼クリッピング後の不適切な止血や外傷が原因となることが多い。
治療
オウムにおける翼端浮腫の治療: 原因に応じた特異的治療。支持療法(輸液・栄養・疼痛管理)。定期モニタリング。
予防
翼端浮腫の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
翼端浮腫の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
その他の他の疾患(オウム)
VetDictでオウムの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。