子宮脱
概要
分娩直後の子宮外反。緊急整復。ショックリスク。
病態生理
子宮腔内圧と外陰部の圧較差で子宮内壁が外反、漿膜面が外側に露出。脱出量が多いと中子宮動脈・卵巣動脈の伸展で破裂・出血リスク、子宮筋虚血・壊死、ショック・敗血症進行。整復が遅れると子宮浮腫・乾燥・汚染が増悪。
予防
(1)分娩監視 24時間、第二期>30-40分は早期介入。(2)用手助産は最小限の牽引、母馬怒責に同期。(3)後産は通常3時間以内に自然排出待つ、6時間超で介入。(4)分娩前栄養管理(Ca・Mg・Se・Vit E)。(5)分娩準備キット完備。(6)分娩直後の急な起立を抑制(20-30分横臥維持)。(7)既往例は次産次で予防的Buhner suture装着検討。(8)>15歳牝馬は繁殖継続の慎重判断。
予後
早期(<6時間)整復+ショック治療:生存率 70-85%、次妊娠可能率 50-70%。整復遅延(>12時間)・大量出血・子宮筋壊死:生存率 30-50%。子宮摘出例:生存率 30-60%(輸血必須)。再脱出率:5-15%(次産次)。Ca/Mg補正と適切な縫合で再発予防。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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