EOTRH(馬歯破歯細胞性吸収・過形成症)
概要
切歯・犬歯の進行性吸収と過形成。高齢馬に多い。重度では抜歯が必要。
病態生理
EOTRH(馬歯破歯細胞性吸収・過形成症)は馬の切歯および犬歯に影響を及ぼす進行性歯科疾患である。破歯細胞(odontoclast)の異常活性化により歯根の内部および外部吸収が生じ、同時に反応性のセメント質過形成が起こる。歯根膜の炎症性変化、歯槽骨の吸収、歯肉退縮を伴い、二次的な細菌感染により歯根膿瘍を形成することがある。病態の進行に伴い歯の動揺、脱落、採食困難が生じる。正確な発症機序は未解明だが、加齢に伴う歯の構造変化、咬合ストレス、歯周病が関与すると考えられている。
予防
定期的な歯科検診(6〜12ヶ月ごと)による早期発見が重要。適切な飼料管理(粗飼料中心の食事)、口腔衛生の維持、高齢馬では特に注意深い口腔内観察を行う。
予後
予後は重症度と治療時期に依存する。初期段階では保存的管理により進行を遅延できるが、進行例では罹患歯の抜歯が必要となる。抜歯後の予後は一般的に良好で、多くの馬は適切な食事管理により良好なQOLを維持できる。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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