潰瘍性リンパ管炎(コリネバクテリウム)
概要
C. pseudotuberculosisによるリンパ管炎・膿瘍形成。肢の腫脹。
主な症状
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病態生理
抗酸菌はマクロファージ内で生存・増殖し、細胞性免疫による肉芽腫(結節)を諸臓器(肺・肝・脾・腸)に形成する。緩徐に進行し、慢性消耗・臓器機能不全を招く。
予防
馬における潰瘍性リンパ管炎(コリネバクテリウム)の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
馬における潰瘍性リンパ管炎(コリネバクテリウム)の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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