精巣捻転
概要
精巣の回転。急性疝痛・陰嚢腫脹。
病態生理
(1)Incomplete torsion(<180°):静脈・リンパ還流障害→精巣浮腫・腫大、動脈血流は維持→慢性経過、不妊原因。(2)Complete torsion(>360°):動脈血流遮断→精巣虚血→6時間以内に不可逆壊死→精巣救済不能。Retained abdominal testis(腹腔内停留)はテンプ高暴露+mesorchium長で torsion発症率高、隣接腸管との癒着・絞扼性疝痛として発症することも多い。
予防
(1)停留睾丸の早期去勢(2-3歳までに、特に腹腔内型)。(2)若種雄馬の精巣定期触診・US。(3)外傷予防(passes・柵設計、群飼育時の対立回避)。(4)疝痛発症時の精索評価。(5)激しい運動後の陰嚢視診。
予後
Complete torsion 6h以内の整復/精巣摘出:(a)整復成功例 — 精巣機能温存可、(b)摘出例 — 対側精巣で生殖能維持(50-80%)。Complete torsion 6h以上:精巣壊死必発、摘出必須。Retained abdominal torsion緊急開腹:適切手術で母体生存率 80-90%、生殖能維持は対側機能依存。Incomplete torsion慢性:罹患側摘出で対側機能維持なら生殖能保持可能。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。