腺疫
概要
Streptococcus equi による上気道感染。下顎リンパ節膿瘍形成。
病態生理
腺疫はStreptococcus equi subsp. equiによって引き起こされ、咽頭および鼻粘膜に定着した後、リンパ組織に侵入し、顎下および咽頭後リンパ節に広がります。ヒアルロン酸莢膜および抗貪食M蛋白(SeM)により貪食を回避し、リンパ節の著しい膿瘍化を引き起こします。腫大したリンパ節が上部気道を圧迫し呼吸困難(絞扼)を起こすことがあり、血行性に他臓器へ播種する場合は転移性腺疫(bastard strangles)となります。
予防
適切なワクチネーションプログラムの実施、衛生的な飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間の設定が基本的予防策である。過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力の維持、ストレス軽減も重要である。感染動物との接触を避け、汚染された器具や環境の消毒を徹底する。定期的な健康診断による早期発見と早期治療が蔓延防止に不可欠である。
予後
予後は病原体の種類、感染の重症度、宿主の免疫状態、治療開始の時期に大きく依存する。早期に適切な抗微生物療法が開始されれば多くの感染症で良好な転帰が期待できる。免疫抑制状態の動物や重度の敗血症を呈する症例では予後不良となりうる。慢性感染では完治が困難な場合があり、長期的な管理と再発防止策が必要となる。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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