サルモネラ症
概要
Salmonella属菌による腸炎。下痢・発熱。院内感染のリスク。
主な症状
便に血が混じる
お腹を気にする(蹴る・見る・寝転がる)
下痢をしている
脱水のサイン(皮膚をつまんで戻りが遅い)
発熱している(38.5°C以上)
元気がない・ぐったりしている
心拍が速い(安静時44回/分以上)
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病態生理
サルモネラ症はSalmonella enterica(主にS. Typhimurium)による細菌性腸炎で、馬の細菌性下痢の最重要原因である。ストレス・抗菌薬投与・輸送・手術後に日和見的に発症し、重篤な出血性下痢、内毒素血症、蹄葉炎を合併しうる。致死率は成馬で10-30%、子馬ではさらに高い。院内感染のリスクが高く、厳格な隔離対策を要する。
予防
馬におけるサルモネラ症の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
馬におけるサルモネラ症の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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