胎盤停滞
概要
分娩後3時間以上の胎盤残留。蹄葉炎・敗血症に進行する危険。
病態生理
分娩後の胎盤剥離メカニズム障害。牝馬の子宮内膜は胎盤の脱落膜が浅く、完全な剥離が生じにくい。羊膜が外陰部に残留した場合、牝馬が踏みつけて裂傷が生じるリスク。放置すると敗血症、急性蹄葉炎、DIC、多臓器不全に進行。
予防
分娩前:栄養管理(Se 3-5 mg/日、ビタミンE 2000-3000 IU/日)。ビタミンC静脈内投与(1-2 g IV)は多くの文献で推奨。分娩直後:早期授乳促進、初乳管理(IgG定量による移行免疫確認)。
予後
予後は毒性物質の種類、摂取量、曝露から治療開始までの時間、臓器障害の程度に大きく依存する。早期の除染処置(催吐・胃洗浄・活性炭投与)と積極的な支持療法により多くの急性中毒は良好な転帰を示す。肝壊死や腎不全を呈する重症例では予後不良となりうる。慢性中毒では臓器損傷が不可逆的な場合があり、長期的な機能モニタリングが必要である。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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