乳頭腫症(イボ)
概要
パピローマウイルスによるイボ。若馬に多い。通常自然退縮。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す馬の他の疾患を確認できます
病態生理
乳頭腫症(イボ)は乳頭腫症はEquine papillomavirusによる良性上皮性腫瘍で、主に3歳未満の若齢馬の口唇・鼻・外陰部に灰白色のカリフラワー状イボを形成する。直接接触や汚染器具で伝播し、免疫発達に伴い1〜9か月で自然退縮する。成馬での持続は免疫不全を示唆する。通常治療不要だが、大型病変や摂食障害時には外科的除去や凍結療法を検討する。自然治癒後は終生免疫が成立し再発は稀である。
予防
馬における乳頭腫症(イボ)の予防には、ホルモン依存性腫瘍に対する早期避妊去勢手術(乳腺腫瘍・前立腺癌・精巣腫瘍・子宮腺癌・肛門腺癌等)が確立された予防策。発癌性物質への曝露回避(タバコの煙・農薬・タール・特定の合成樹脂)、適正体重維持、抗酸化物質を含むバランスの取れた食事、紫外線過剰曝露の回避が予防に寄与する。定期的健康診断(触診・画像診断・血液検査)による早期発見が最も実効性ある予防策。発癌性ウイルス予防(FeLV ワクチン)も重要。
予後
馬における乳頭腫症(イボ)は良性腫瘍で、外科的完全切除により治癒が期待でき予後は良好。切除困難な部位・高齢・基礎疾患で麻酔リスクが高い場合は経過観察も選択肢となる。不完全切除では局所再発がありうるため切除マージンの病理評価が望ましい。急速な増大・出血・潰瘍化を認める場合は悪性転化を疑い再評価する。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。