マイコプラズマ感染症
概要
マイコプラズマ・プルモニスまたは関連種による呼吸器感染で、慢性鼻炎と肺炎を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
ハムスターにおけるマイコプラズマ感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
ハムスターにおけるマイコプラズマ感染症の原因: マイコプラズマ・プルモニスまたは関連種による呼吸器感染で、慢性鼻炎と肺炎を引き起こします。
病態生理
マイコプラズマは気道・関節・結膜の粘膜上皮に付着して線毛障害と慢性炎症を起こし、慢性呼吸器疾患・結膜炎・多発性関節炎を招く。細胞壁を欠くためβラクタム薬が無効。
診断
鼻汁・くしゃみ・呼吸促迫・ポルフィリン涙(赤色涙)の臨床評価。胸部X線で気管支周囲パターン・間質性肺パターン・肺胞パターンを評価。鼻腔・気管スワブのPCRでMycoplasma pulmonis DNAを検出。培養はPPLO培地(長期培養3-4週間必要)で実施。CBC(採血量≤体重の1%)で好中球増加・リンパ球増加を確認。血液生化学で全身状態を評価。中耳炎合併時は頭部X線/CTで鼓室の混濁を確認。慢性進行性であり、ストレス・アンモニア暴露が増悪因子
治療
ハムスターにおけるマイコプラズマ感染症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
マイコプラズマ感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
マイコプラズマ感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
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