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モルモット (Guinea Pig) その他 緊急

循環血液量減少性ショック

Hypovolemic Shock / 循環血液量減少性ショック

概要

重度の脱水、出血、敗血症による急性循環不全。

主な症状

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臨床徴候

モルモットにおける循環血液量減少性ショックの臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。

原因

モルモットにおける循環血液量減少性ショックの原因: 重度の脱水、出血、敗血症による急性循環不全。

病態生理

循環血液量減少性ショックはモルモットにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。

診断

緊急評価としてCRT延長(>2秒)・粘膜蒼白・頻脈・微弱脈・四肢冷感・意識レベル低下を確認。血圧測定(低血圧)。PCV/TP即時測定(出血性ショックでは低下)。血液ガス分析で代謝性アシドーシス・乳酸上昇を評価。CBC(貧血の程度)・血液生化学(電解質異常・腎機能・肝機能)。出血源の検索(外傷・消化管出血・腹腔内出血)。鑑別:心原性ショック、敗血症性ショック、アナフィラキシー。モルモットの循環血液量は約75 mL/kgで少量の出血でも重篤化。

治療

【モルモットにおける循環血液量減少性ショック】 循環血液量減少性ショックはモルモットにおける正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例はモルモット専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 経口ペニシリン・アンピシリン・セファロスポリンは禁忌(Clostridium difficile腸炎を誘発)。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはモルモットの専門医紹介を考慮する。

予防

循環血液量減少性ショックの予防には全ての栄養要求を満たす種に適した食事設計、単一食品のみの食事の回避、獣医師との定期的な食事内容の見直し、必要時の適切なサプリメンテーション、種固有の栄養ニーズに関する知識が必要である。

予後

循環血液量減少性ショックの予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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