ボアグルー(脂腺過分泌)
概要
臀部の脂腺の過活動で、主に未去勢の雄に見られます。
主な症状
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臨床徴候
モルモットにおけるボアグルー(脂腺過分泌)の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
モルモットにおけるボアグルー(脂腺過分泌)の原因: 臀部の脂腺の過活動で、主に未去勢の雄に見られます。
病態生理
ボアグルー(脂腺過分泌)はモルモットにおける皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
尾根部背側の皮脂腺(グリースグランド)領域の油脂性分泌物蓄積・被毛の凝集・脂漏臭を視診・触診で確認する。雄(boar)で特に顕著。二次的細菌感染の有無を細胞診・培養で評価する。鑑別として皮脂腺腫瘍・皮膚糸状菌症を除外するため、FNA・真菌培養を考慮する。ホルモン関連の過分泌が疑われる場合は性腺関連のホルモン検査を検討する。通常は美容的問題だが、感染併発時は治療が必要となる。
治療
ボアグルー(脂腺過分泌)の治療: (1) 局所清掃 — 臀部/背尾部の皮脂蓄積物をココナッツオイルまたはスクワランオイルで軟化(塗布後10-15分放置)。低刺激性シャンプー(子猫用またはクロルヘキシジン0.5%シャンプー)で洗浄。目の細いコームで痂皮除去。維持として週1-2回繰り返す。(2) 去勢手術 — 根本治療;去勢により4-8週以内に脂腺活動が著明に低下。重度/再発例に推奨。麻酔: イソフルラン/セボフルラン;前投薬ミダゾラム0.5-1mg/kg IM + ブトルファノール0.2-0.4mg/kg IM。(3) 二次感染 — 膿皮症発症時: TMS 15-30mg/kg PO BID 10-14日間またはエンロフロキサシン5-10mg/kg PO BID。局所膿皮症にムピロシン2%軟膏 BID。重要: ペニシリン/アモキシシリンは致死的 — 絶対禁忌。(4) 抗炎症 — 重度皮膚炎: メロキシカム0.3-0.5mg/kg PO SID 5-7日間。(5) 栄養サポート — ビタミンC 50-100mg/日(免疫・皮膚治癒)。オメガ3脂肪酸(亜麻仁)で皮脂分泌軽減の可能性。(6) モニタリング — 2-4週ごとに皮膚状態を評価。二次性細菌性皮膚炎、毛嚢炎、真菌重複感染に注意。
予防
ボアグルー(脂腺過分泌)の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
ボアグルー(脂腺過分泌)の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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