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魚 (Fish) 感染症 中等度

尾ぐされ病(フィンロット)

Fin Rot (Bacterial/Fungal) / 尾ぐされ病(フィンロット)

概要

ヒレ組織の進行性壊死。Aeromonas, Pseudomonas, Flavobacterium等の日和見細菌、またはSaprolegnia等の真菌が原因。水質悪化・ストレス・外傷が発症の引き金。金魚・ベタに多い。軽度は白濁→進行するとヒレの崩壊・出血。

主な症状

食欲低下 鰭損傷 鰭変色 鰭びらん 鰭がボロボロ 活動低下・沈下

原因

水質悪化(高アンモニア・高亜硝酸)、過密飼育、ヒレかじり、ストレス、急激な水温変動、外傷。

病態生理

水質悪化→魚の免疫低下→ヒレ辺縁への日和見菌定着→タンパク分解酵素によるヒレ組織の進行性破壊。ヒレ辺縁の白濁→壊死→ヒレ条の露出→基部への波及→体幹への二次感染。

治療

水質改善が最優先(部分換水50%、フィルター清掃)。軽度:0.3%塩水浴(食塩3g/L)で回復可能。中等度:抗菌薬浴(エルバージュエース、グリーンFゴールドリキッド)。重度:隔離治療+グリーンFゴールド顆粒(ニトロフラゾン系)。真菌性:メチレンブルー浴+塩水浴。

予防

定期的な水換え(週1回25〜30%)。適切な飼育密度。水質パラメータの定期測定(NH3, NO2, NO3)。ヒレをかじる魚種との混泳を避ける。

予後

早期で水質改善すれば予後良好。ヒレは再生能力がある。体幹まで感染が波及した場合は予後不良。

関連する薬品

💊 メチレンブルー 💊 ニトロフラゾン

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