フィラリア症
概要
フェレットは心臓が小さいため、一匹のフィラリアでも致死的になり得ます。
主な症状
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臨床徴候
フェレットにおける犬糸状虫症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。
原因
心血管系組織に感染する寄生虫が原因。感染期(卵・オーシスト・幼虫)の経口摂取・直接接触・ベクター・経皮侵入で伝播。不衛生・屋外曝露・免疫抑制・ストレスが素因。フェレットの食性が特定の寄生虫生活環への曝露を増加させうる。
病態生理
寄生虫は経口摂取・皮膚穿通・ベクター媒介によりフェレットの心血管系組織に感染を確立する。寄生体は直接的な機械的損傷・栄養競合・免疫病理学的反応を通じて宿主組織を損傷する。寄生体段階の周囲に好酸球性・肉芽腫性炎症が発生する。慢性感染は組織線維化と臓器機能障害に至る。
診断
フェレットの犬糸状虫症は少数虫体(1-2匹)でも致死的であり、早期診断が重要。心エコー検査で右心内・肺動脈内の虫体を直接描出。抗原検査(犬用キットで検出可能だが、少数虫体では偽陰性のリスクが高い)。ミクロフィラリア検査(末梢血塗抹・改良ノット法、但し犬より検出率が低い)。胸部X線で右心拡大・肺動脈拡張・肺野浸潤を評価。CBC・血液生化学で全身状態を確認。居住地域の犬糸状虫流行状況と予防歴の確認。
治療
フェレットにおけるフィラリア症の治療: 心エコーで基礎心疾患を評価。利尿薬(フロセミド)で肺水腫管理。ACE阻害薬で後負荷軽減。不整脈があれば抗不整脈薬。安静・低Na食。定期心エコーでモニタリング。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
適切な駆虫薬治療で予後は一般的に良好。重度感染や免疫不全フェレットでは予後不良となりうる。環境消毒と再感染予防が長期的な予後改善に重要。定期的な糞便検査と予防的駆虫が推奨される。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
- American Heartworm Society (2024). Current canine guidelines for the prevention, diagnosis, and management of heartworm (Dirofilaria immitis) infection in dogs. AHS Guidelines.
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