ブタパルボウイルス感染症
概要
ブタの繁殖障害と胎児死亡を引き起こすパルボウイルス。
主な症状
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臨床徴候
その他エキゾチック動物におけるブタパルボウイルス感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
その他におけるブタパルボウイルス感染症の原因: ブタの繁殖障害と胎児死亡を引き起こすパルボウイルス。
病態生理
エキゾチック動物のブタパルボウイルス感染症はウイルス性感染症で、犬パルボウイルス2型(CPV-2)の経口感染が主因である。ウイルスは感染犬の糞便中に大量に排泄され、環境中で数ヶ月から1年以上生存する。汚染された環境・糞便・媒介物との接触により経口摂取される。母体由。感染→ウイルス増殖→組織障害→臨床症状の発現。免疫低下やストレスが発症の素因となる。
診断
血清学的検査(ELISA・HI法)でPPV抗体価を測定(ペア血清で4倍以上の上昇が確定的)。PCR(血液・胎児組織)でウイルスDNAを検出。繁殖障害(死産・ミイラ化胎児・小産子数)が主要臨床徴候。死産胎児・胎盤の病理組織学的検査で特徴的な封入体を確認。CBC・血液生化学で全身状態を評価。ワクチン接種歴の確認が重要。TORCH症候群の他の病原体(レプトスピラ・豚繁殖呼吸障害症候群ウイルス等)との鑑別が必要。
治療
【特異的治療なし・予防が主体】PPVに対する抗ウイルス薬は存在せず、感染後の治療は支持療法のみ。繁殖障害(死産、ミイラ化胎子、不妊)が主症状で、感染豚自体は無症状のことが多い。支持療法: 二次感染予防にアモキシシリン 10-20 mg/kg PO q12h。繁殖豚の栄養管理強化。【予防が最重要】不活化ワクチン接種: 繁殖前2-4週に初回、2-3週後にブースター。自然暴露法: 交配前に血清陽性豚との接触で免疫獲得。新規導入豚の3-4週間隔離と血清検査。環境消毒: PPVは非エンベロープウイルスで環境耐性が強く、次亜塩素酸ナトリウム(1:32希釈)で消毒。淘汰の必要はなく、群免疫の獲得で自然終息する。
予防
ブタパルボウイルス感染症の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
ブタパルボウイルス感染症の予後: 支持療法で多くが回復。
感染症の他の疾患(その他エキゾチック)
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