緑膿菌性外耳炎
概要
緑膿菌による耳道感染で、緑色の排膿を伴う化膿性外耳炎を引き起こす。
主な症状
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臨床徴候
チンチラにおける緑膿菌性外耳炎の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。
原因
チンチラにおける緑膿菌性外耳炎の原因: 緑膿菌による耳道感染で、緑色の排膿を伴う化膿性外耳炎を引き起こす。
病態生理
緑膿菌はバイオフィルムと多彩な毒素・蛋白分解酵素で組織を傷害し、難治性の外耳炎・角膜融解・創部感染を起こす。多剤耐性が高く治療に難渋する。
診断
耳鏡検査で外耳道の分泌物(緑色・悪臭のある排膿が特徴的)・紅斑・腫脹を確認。分泌物の細菌培養でPseudomonas aeruginosaを同定し感受性試験で抗菌薬を選択(多剤耐性に注意)。グラム染色でグラム陰性桿菌を確認。頭部X線で鼓室胞への感染波及を評価。チンチラの砂浴び用砂の汚染が外耳炎のリスク因子。CBC・血液生化学で全身性感染を評価。鼓膜の状態確認(穿孔例では中耳洗浄を考慮)
治療
チンチラにおける緑膿菌感染症: ① β-ラクタマーゼ・効率排出ポンプによる耐性が多発—培養感受性必須。② 全身: シプロフロキサシン/エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/IM q12h、セフタジジム 20-30 mg/kg IM q8-12h、アミカシン 15-20 mg/kg IM q24h(TDM)、ピペラシリン/タゾバクタム 50 mg/kg IV q6-8h(重症)。③ 外耳炎: 1% 酢酸 + ゲンタマイシン点耳 q12h、慢性例はTRIS-EDTA前処置で外膜浸透改善。④ 角膜潰瘍: シプロフロキサシン 0.3% 点眼 q1-2h(最初24h)、その後 q4-6h。⑤ ⚠院内感染源—環境消毒(次亜塩素酸1:10、加熱)、湿潤環境を避ける。
予防
緑膿菌性外耳炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
緑膿菌性外耳炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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