中耳炎・内耳炎
Otitis Media / Interna / 中耳炎・内耳炎
概要
中耳または内耳の感染により前庭症状が現れます。上部気道感染症に続発することが多いです。
主な症状
appetite loss
ear discharge
head shaking
head tilt
loss of balance
nystagmus
原因
チンチラにおける中耳炎・内耳炎の原因: 細菌感染(Pseudomonas spp., Staphylococcus spp.等)の外耳道からの波及。不衛生な飼育環境、高湿度が素因。
病態生理
中耳炎・内耳炎はチンチラにおける細菌感染症である。病原菌が外耳道から中耳腔に侵入し、炎症・膿瘍形成を引き起こす。内耳への波及により前庭機能が障害され、斜頸・旋回・眼振等の神経症状が出現する。慢性化すると鼓室骨の骨溶解に至ることがある。
治療
チンチラにおける中耳炎・内耳炎の治療は、培養感受性試験に基づく長期抗菌薬療法(エンロフロキサシン等、最低4-6週間)が主体。重症例や膿瘍形成時は外科的排膿(鼓室骨切開術)が必要。前庭症状に対する支持療法と栄養サポートを併用。
予防
中耳炎・内耳炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
中耳炎・内耳炎の予後は適切な管理により一般的にやや良好〜良好である。早期診断された症例の多くは治療に良好に反応する。慢性例や再発例では長期管理が必要だが、概ね許容できるQOLを維持できる。定期的なモニタリングにより合併症の早期発見・対処が可能となる。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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