乳歯遺残
概要
乳歯が抜けずに残る状態で、不正咬合や永久歯の叢生を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫における乳歯遺残の臨床徴候は歯科疾患の種類と進行により多様。歯周病: 口臭・歯肉発赤/腫脹・流涎・採食困難・顔面腫脹(根尖膿瘍時)。不正咬合(草食動物): 流涎・採食速度低下・選択的採食・体重減少・糞便量減少・眼球突出・顎下膿瘍。歯根破折: 採食困難・片側咀嚼・口臭。口腔腫瘍: 口腔内腫瘤・出血・流涎・口臭・採食困難。
原因
猫における乳歯遺残の原因: 乳歯が抜けずに残る状態で、不正咬合や永久歯の叢生を引き起こします。
病態生理
乳歯遺残は猫における歯科・口腔疾患である。歯の構造、配列、または支持組織の正常な機能が障害される。異常な歯の成長・摩耗パターンは不正咬合、歯根伸長、根尖膿瘍形成を引き起こしうる。歯周病は細菌バイオフィルムの蓄積、歯肉炎症、歯周付着の進行性喪失を伴う。歯科疾患による疼痛は食欲低下、選択的摂食、体重減少、流涎として現れることが多い。
診断
猫残存乳歯の診断は口腔内視診で永久歯と併存する乳歯を確認。デンタルX線で乳歯の歯根残存と永久歯の萌出方向への影響を評価。猫では犬ほど一般的ではないが、乳犬歯の残存が最も多い。二枚歯の状態は食物残渣の貯留→歯周病の原因。永久歯の萌出方向異常(不正咬合)を確認。鑑別:過剰歯(稀)。治療:残存乳歯の抜歯(永久歯を損傷しないよう注意)。7-8ヶ月齢で確認。
治療
猫における乳歯遺残の治療には鎮静または麻酔下での歯科検査が必要である。不正咬合は種と重症度に応じて歯のトリミング、研磨、抜歯が必要となる。根尖膿瘍には排膿、デブリードマン、全身性抗菌薬が必要である。歯周病治療にはスケーリング、研磨、重度罹患歯の抜歯を含む。種に適した鎮痛薬による疼痛管理が不可欠である。食事の調整により回復を促進し再発を予防する。
予防
乳歯遺残の予防には自然な歯の摩耗を促進する適切な咀嚼材と食事、定期的な歯科検査、発生しつつある不正咬合の早期矯正、種に適した食物繊維の提供が含まれる。
予後
乳歯遺残の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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