猫の卵巣嚢胞(持続性発情)
Ovarian Cysts (Feline) / 猫の卵巣嚢胞(持続性発情)
概要
卵巣嚢胞による持続性発情またはnymph omania。排卵障害や発情周期の中断に伴う。
主な症状
元気消失
prolonged estrus
膣分泌物
原因
卵巣嚢胞の形成機序は不明だが、LH surge異常との関連が疑われる。多妊娠中の流産後。病的卵巣機能(腫瘍など)。
病態生理
卵巣嚢胞(fluid-filled structure)の発生→ホルモン分泌異常。エストロゲン産生嚢胞の場合、持続的エストロゲン分泌→持続性発情(estrus持続期間>3週)。排卵が起こらない(anovulation)か、排卵後も黄体形成が不完全。猫では交配誘発排卵だが、嚢胞がある場合は刺激への反応性が変化。
治療
【内科的】hCG投与で排卵促進(500IU IM)。GnRH投与(20μg IM)。ホルモン療法は一時的効果。【外科的】卵巣切除(OVE)or 卵巣子宮摘出(OVH)が根本的解決。多くの場合、避妊手術を推奨。
予防
定期避妊手術。多妊娠の健全な管理。
予後
避妊手術で完治。内科治療のみでは再発傾向。
VetDictで猫の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。