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鳥 (Bird) その他 中等度

夜間パニック(ナイトフライト)

Night Fright (Night Thrashing) / 夜間パニック(ナイトフライト)

概要

夜間のパニック発作による自傷で、特にオカメインコやセキセイインコに多い。

主な症状

破損した血羽 外傷 ケージ内での暴れ 翼の損傷

原因

外力(落下、衝突、圧迫、咬傷、鋭利物による切創)による組織の物理的損傷が直接的原因である。不適切な飼育環境(狭小・過度に高い構造物、鋭利な突起物、滑りやすい床面)、他動物との闘争、不注意な取り扱い、逃走時の事故が受傷の主要な状況として挙げられる。幼若動物や骨密度低下状態の個体では損傷が重症化しやすい。

病態生理

外傷の病態生理は機械的エネルギーによる直接的な組織破壊から始まる。血管損傷により出血と血腫が形成され、組織虚血が進行する。損傷組織からDAMPs(損傷関連分子パターン)が放出され、自然免疫系を活性化して急性炎症反応を惹起する。重度の外傷では全身性炎症反応(SIRS)、凝固障害(外傷性凝固障害)、虚血再灌流障害が多臓器不���の引き金となる。

治療

夜間パニック(ナイトフライト)の治療: 急性外傷の管理: 折れた筆羽からの出血は止血粉(コーンスターチ)の塗布または止血鉗子で折れた羽毛を抜去して止血。創傷はクロルヘキシジン0.05%で洗浄。メロキシカム0.5-1mg/kg PO q12hで疼痛管理。重度の疼痛にはブトルファノール1-2mg/kg IM。翼/脚の骨折: 副子固定、X線撮影、必要に応じて外科的整復。予防が重要: 完全な暗闇によるパニックを防ぐため薄暗い常夜灯を設置、夜間はケージを部分的に(完全にではなく)カバー、背後からの驚きを減らすためケージを壁際に配置。夜間はケージから鋭利な物・鏡・遊離おもちゃを除去。一定の睡眠スケジュール(10-12時間の暗期)を維持。環境的誘因の軽減: 屋外騒音、影、ケージ近くのペット(猫/犬)。オカメインコとセキセイインコが最も感受性が高い。繰り返しの筆羽喪失を伴う慢性例にはビタミンD3とカルシウムの補給。

予防

安全な飼育環境の整備が最も基本的な予防策である。屋外アクセスの管理(リード使用・フェンス設置)、交通事故防止のための放し飼い制限、高所からの落下防止、他の動物との不適切な接触回避が含まれる。適切な運動管理により過度の負荷による損傷を予防する。環境エンリッチメントによるストレス関連行動(自傷・逃走)の軽減も重要な予防因子である。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 ブトルファノール 💊 クロルヘキシジン

※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます

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