💊 インドメタシン
Indomethacin / インドメタシン
作用機序
強力な非選択的COX-1/COX-2阻害薬(インドール酢酸系NSAID)。強度のプロスタグランジン合成阻害が2つのニッチな獣医学的用途の基盤: 腎性尿崩症でのプロスタグランジン介在性自由水排泄の抑制、および新生子の動脈管開存(開存はPGE2依存性)の閉鎖促進。
Potent non-selective COX-1/COX-2 inhibitor (indole-acetic-acid NSAID). Profound prostaglandin synthesis blockade underlies both niche veterinary uses: reducing prostaglandin-mediated renal free-water excretion in nephrogenic diabetes insipidus, and promoting closure of a patent ductus arteriosus (ductal patency is PGE2-dependent) in neonates.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✕ 禁忌 | 鎮痛薬としての選択肢ではない — 犬はインドメタシンによる消化管潰瘍に極めて感受性が高い(低用量でも致死的出血性胃症の報告; Ewing JAVMA 1972; Plumb's 10th ed)。参照される唯一のニッチ用途は難治性腎性尿崩症でのサイアザイド補助: 1-2 mg/kg PO q12h を必ず消化管保護(オメプラゾール+スクラルファート±ミソプロストール)併用・最小有効量で行い、飼い主にメレナを指導。消化器徴候が出れば即中止(Nelson & Couto 6th ed)。 | 腎性尿崩症の第一選択は依然サイアザイド+低ナトリウム食であり、インドメタシンは最後の手段の補助。ステロイド・他のNSAIDsとの併用は絶対不可。 |
| 猫 Cat |
✕ 禁忌 | 禁忌 — 猫に確立した適応はなく、グルクロン酸抱合能の低さとインドメタシンの高い潰瘍原性から毒性リスクが許容できない(Plumb's 10th ed)。 | |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 新生子馬のPDA閉鎖トライアル: 0.2 mg/kg IV q12h×3回(プロスタグランジン阻害で動脈管閉鎖を促進 — ヒト新生児医療からの外挿で馬でのデータは限定的。生後数日を超えて持続する血行動態的に有意なPDAに温存)。腎数値・消化器徴候をモニタリングし、十分な水和を確保。 | 子馬のPDAの多くは生後数日で自然閉鎖する — 治療前に連日聴診で確認。内科的閉鎖失敗例は専門施設での外科的結紮。成馬のNSAIDsはフルニキシン/フェニルブタゾンであり、インドメタシンに成馬適応はない。 |
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| Corticosteroids | 消化管潰瘍・穿孔リスクの大幅増加 — 併用絶対不可 |
| Other NSAIDs | 消化管・腎毒性の相加 — 併用不可。切替時はウォッシュアウトを設ける |
| Furosemide | プロスタグランジン阻害により利尿・ナトリウム利尿反応が減弱し腎リスクが増加 |
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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