💊 EMLAクリーム(リドカイン2.5%/プリロカイン2.5%)
EMLA Cream (Lidocaine 2.5% / Prilocaine 2.5%) / EMLAクリーム(リドカイン2.5%/プリロカイン2.5%)
作用機序
局所麻酔薬の共融混合物 — リドカインとプリロカインが健常皮膚に浸透し、真皮の侵害受容器ナトリウムチャネルを遮断する。ウサギ・モルモット等の小型エキゾチックの無痛的静脈カテーテル留置の標準(Flecknell)で、犬猫の穿刺嫌悪例にも使用。
Eutectic mixture of local anesthetics — lidocaine and prilocaine penetrate intact skin and block dermal nociceptor sodium channels. Standard for painless venous catheter placement in rabbits, guinea pigs and other small exotics (Flecknell), and for needle-phobic dogs/cats.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 剃毛部に薄く塗布し30-60分密封。小範囲のみ。 | 穿刺前に完全に拭き取り。損傷皮膚には使用しない。 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | ごく小範囲のみ(1-2 cm²以下)、30-60分密封し、徹底的に拭き取り、舐取を防止する。 | 猫はプリロカインによるメトヘモグロビン血症に感受性 — 塗布範囲・接触時間を厳格に制限し、損傷皮膚・粘膜には絶対に塗布しない。 |
| うさぎ Rabbit |
✓ 可 | 静脈上(耳介辺縁静脈・橈側皮静脈)の剃毛部に薄く塗布し、密封被覆材で覆い、穿刺/カテーテル留置の30-60分前から作用させる。 | 舐取を防止(エリザベスカラーまたは覚醒前に残薬を拭き取り)。塗布は小範囲のみ。 |
| モルモット Guinea Pig |
✓ 可 | ウサギと同様: 薄く塗布+密封、カテーテル留置の30-60分前から接触。 | 麻酔プロトコルでの伏在/橈側皮静脈カテーテル留置前に有用。 |
| デグー Degu |
✓ 可 | ウサギと同様: 薄く塗布+密封、カテーテル留置の30-60分前から接触。 | (小型げっ歯類データから推定) 麻酔プロトコルでの伏在/橈側皮静脈カテーテル留置前に有用。 |
主な副作用
- ⚠️ 局所の蒼白/紅斑(一過性)、メトヘモグロビン血症(プリロカインによる — 猫や広範囲塗布の小型患者)、舐取時の局所麻酔薬全身毒性。
禁忌・注意
🚫 損傷皮膚・粘膜への塗布、メトヘモグロビン血症リスク状態(酸化剤併用)、体格に対し広範囲の塗布となる超小型患者。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| acetaminophen | メトヘモグロビン血症/酸化障害リスクが相加的(特に猫)— 酸化剤との併用回避 |
| lidocaine | 局所麻酔薬総投与量に加算される — 浸潤麻酔や全身リドカインとの併用時は総量を考慮 |
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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