鼻炎
概要
細菌性、ウイルス性、環境性の原因による鼻粘膜の炎症です。
主な症状
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臨床徴候
リクガメにおける鼻炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
リクガメの呼吸器系組織における炎症過程が原因。感染・外傷・自己免疫応答・中毒曝露・異物反応が誘因。慢性炎症は持続的な抗原刺激や免疫調節異常に起因しうる。リクガメの種特異的炎症反応は家畜種と異なりうる。
病態生理
リクガメの呼吸器系組織における炎症過程は、自然免疫および適応免疫応答の活性化を伴う。炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-1、IL-6)とケモカインが好中球・マクロファージ・リンパ球を患部組織に動員する。持続的炎症は組織浮腫・血管透過性変化・進行性組織損傷をもたらす。リクガメの生理学的特性が炎症反応パターンと治癒能力に影響しうる。
診断
鼻汁の性状(透明漿液性・粘液性・膿性・血性)と量を経時的に記録する。鼻腔スワブのグラム染色・細菌培養・感受性試験で起炎菌を同定し、PCRでMycoplasma・Herpesvirus等を検索する。X線・CTで鼻腔内の軟部組織腫脹・骨融解・腫瘤を評価する。口腔内視診で口蓋の膿瘍・びらん・異物を除外する。CBC・血液生化学で全身性感染・脱水を評価。砂漠種(ケヅメ・ヒョウモン等)とアジア種(ホシ・エロンガータ等)で好発病原体が異なるため種の特定が重要。環境温度・湿度の逸脱歴を確認する。
治療
リクガメにおける鼻炎の治療: 支持療法(輸液・栄養・保温)。二次感染予防の抗菌薬。隔離。種特異的な抗ウイルス薬(利用可能な場合)。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
炎症性疾患の予後は原因の特定と除去、治療反応に依存する。急性炎症は適切な治療で予後良好な場合が多い。慢性炎症は長期管理が必要で、進行性臓器障害のリスクがある。抗炎症療法と原因治療の併用が予後改善に重要。
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