マイコプラズマ症
概要
マイコプラズマ属による慢性上部呼吸器疾患。
主な症状
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臨床徴候
ヘビにおけるマイコプラズマ症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
ヘビにおけるマイコプラズマ症の原因: マイコプラズマ属による慢性上部呼吸器疾患。
病態生理
マイコプラズマは気道・関節・結膜の粘膜上皮に付着して線毛障害と慢性炎症を起こし、慢性呼吸器疾患・結膜炎・多発性関節炎を招く。細胞壁を欠くためβラクタム薬が無効。
診断
気管洗浄液・鼻腔スワブからのPCRでMycoplasma属を検出が確定診断。マイコプラズマは通常の細菌培養では増殖せず、専用培地(PPLO培地)または分子診断が必須。血清学で抗体を検出。CBC(軽度ヘテロフィル増加→慢性感染パターン)、生化学(AST→全身性炎症の程度)。X線で上気道の粘膜肥厚・鼻腔内軟部組織陰影を確認。蛇のマイコプラズマ感染は慢性上気道感染症として現れ、持続的な鼻汁・開口呼吸が特徴。リクガメと同様にストレス時の再活性化が問題となる。
治療
ヘビにおけるマイコプラズマ症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
マイコプラズマ症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
マイコプラズマ症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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