鉤虫感染症(カリケファルス)
概要
カリケファルス鉤虫による失血と貧血。
主な症状
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臨床徴候
ヘビにおける鉤虫感染症(カリケファルス)の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。
原因
ヘビにおける鉤虫感染症(カリケファルス)の原因: カリケファルス鉤虫による失血と貧血。
病態生理
鉤虫感染症(カリケファルス)はヘビにおける寄生虫疾患である。寄生虫は経口摂取、経皮的侵入、またはベクター媒介伝播を通じて感染を確立する。抗原変異、免疫調節、細胞内隔離により宿主の免疫防御を回避しながら、宿主の栄養と資源を利用して増殖する。組織損傷は寄生虫の直接的な摂食、機械的破壊、有毒代謝副産物、宿主の炎症・免疫応答に起因する。重度の寄生虫感染は貧血、栄養失調、臓器機能障害、二次感染を引き起こしうる。
診断
糞便検査(浮遊法)で特徴的なKalicephalus虫卵(楕円形・薄殻・中に発育中の幼虫)を検出。直接塗抹法で運動性幼虫を確認。糞便PCRで種同定。CBC(好酸球増加→寄生虫応答、貧血→血液吸引による慢性失血)。蛇のKalicephalusは小腸〜大腸に寄生し、吸血により慢性貧血を引き起こす。重度感染では粘血便・嗜眠・体重減少が見られる。3日間連続糞便検査で検出率を向上。野生捕獲個体では高率に保有。駆虫後の再検査(2-4週後)で駆虫効果を確認する。
治療
ヘビにおける鉤虫感染症(カリケファルス)の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
鉤虫感染症(カリケファルス)の予防には定期的な予防駆虫、環境衛生と糞便除去、新規動物の隔離・検査、ベクター防除、中間宿主や汚染環境への曝露回避が含まれる。
予後
鉤虫感染症(カリケファルス)の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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