カンジダ症(そ嚢真菌症)(オウム)
概要
オウムにおける真菌性の消化器系疾患。カンジダ症(そ嚢真菌症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示すオウムの他の疾患を確認できます
原因
オウムにおける真菌性の消化器系疾患。カンジダ症(そ嚢真菌症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
オウムにおける真菌性の消化器系疾患。カンジダ症(そ嚢真菌症)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
オウムカンジダ症(thrush、moniliasis)の治療: ① そ嚢・口腔・GI でC. albicans感染、幼鳥(雛)に多い—そ嚢内白斑・粘液性そ嚢液、食滞、嘔吐、消化不良。成鳥は免疫抑制(PBFD、PDD、長期抗菌薬、不適切栄養)で発症。② 確定: そ嚢洗浄液KOH/グラム染色(出芽酵母・偽菌糸)、培養(Sabouraud)、PCR。③ 局所治療: ニスタチン経口懸濁液 100,000 IU/羽 PO q8h × 7-14日(第一選択)、投与は強制給餌チューブで直接そ嚢へ。④ 全身治療(重症・難治性): フルコナゾール 10-15 mg/kg PO q24h × 14-21日、ケトコナゾール 30 mg/kg PO q12h(代替)。⑤ そ嚢洗浄: 重症例は鎮静下で滅菌生食でそ嚢洗浄・残留物除去。⑥ 食事改善: ペレット食への切替、新鮮水(毎日交換)、ヨーグルト/プロバイオ。⑦ 環境: 哺乳器具消毒(次亜塩素酸1:32)、繁殖期は親鳥のスクリーニング。Harrison & Lightfoot Clinical Avian Medicine 2006; Speer Current Avian Therapy 4th ed。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。
予防
オウムにおけるカンジダ症(そ嚢真菌症)の予防は感染源との接触回避と環境管理が中心。皮膚糸状菌症: 感染動物・汚染環境(グルーミング用品・カーペット・寝具)との接触回避、新規導入動物のWood lamp検査と培養スクリーニング。深在性真菌症: 流行地での過剰な土壌粉塵曝露回避(猟犬・農用動物)、地理的リスク評価。カンジダ/マラセチアの日和見感染予防には基礎疾患(内分泌異常・免疫抑制)の適切な管理と長期抗菌薬使用の慎重な評価が重要。
予後
オウムにおけるカンジダ症(そ嚢真菌症)の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。
関連する薬品
※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます
その他の他の疾患(オウム)
VetDictでオウムの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。