脊椎骨折
概要
外傷。頸椎~胸腰椎。神経症状~起立不能。
主な症状
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病態生理
馬の脊椎骨折は落下(競走中の転倒、輸送中の転倒)、後方転倒(rearing over)が主因。頸椎骨折はWobbler syndrome(頸椎狭窄性脊髄症)との鑑別が必要。胸腰椎骨折は脊髄の圧迫→後肢麻痺→排尿障害。馬の体重(450-600kg)が脊椎への力学的負荷を増大させ、骨折部位の不安定性→脊髄の二次損傷リスクが高い。仙骨骨折は尾の弛緩(limp tail)と肛門反射消失で診断される (Auer JA & Stick JA. 2019)。
予防
馬における脊椎骨折の予防は適正体重・適切な栄養・適度な運動が3本柱。発達性疾患予防: 成長期の過剰カロリー回避、適切なカルシウム/リン比、過度な運動の回避。OA予防: 適正体重維持、関節サプリメント(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)、低衝撃運動。骨折・外傷予防: 安全な飼育環境、リード散歩、滑床対策。代謝性骨疾患予防: 適切な栄養とUV-B(爬虫類・若齢動物)。
予後
脊髄の完全横断損傷(後肢完全麻痺、深部痛覚消失)は予後きわめて不良→安楽死。不完全損傷(後肢失調、深部痛覚残存)はストール休養+NSAID+DMSOで回復可能な場合がある。仙骨骨折は保存的管理で膀胱・尾の機能回復が期待できる場合がある(3-6ヶ月)。頸椎骨折は呼吸筋麻痺のリスクがあり最も危険 (Auer JA & Stick JA. 2019)。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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