仙腸関節疾患
概要
仙腸関節の炎症・亜脱臼。後躯の推進力低下。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す馬の他の疾患を確認できます
病態生理
仙腸関節疾患は馬の後躯痛・パフォーマンス低下の重要な原因で、落馬、スリップ、急停止による過負荷で靭帯損傷・関節亜脱臼を生じる。両側臀筋萎縮(ハンターズバンプ)、後肢推進力低下、旋回困難を呈する。確定診断には核医学検査または超音波ガイド下関節内麻酔が必要である。コルチコステロイド関節内注入と段階的リハビリが主な治療となる。
予防
馬における仙腸関節疾患の予防は適正体重・適切な栄養・適度な運動が3本柱。発達性疾患予防: 成長期の過剰カロリー回避、適切なカルシウム/リン比、過度な運動の回避。OA予防: 適正体重維持、関節サプリメント(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)、低衝撃運動。骨折・外傷予防: 安全な飼育環境、リード散歩、滑床対策。代謝性骨疾患予防: 適切な栄養とUV-B(爬虫類・若齢動物)。
予後
馬における仙腸関節疾患の予後は罹患部位・損傷の重症度と治療法により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。