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馬 (Horse) その他 緊急

感染性心内膜炎

概要

心臓弁膜の細菌感染。敗血症からの二次感染が多い。予後不良。

主な症状

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病態生理

馬の感染性心内膜炎は心臓弁膜への細菌感染で、Streptococcus equi subsp. zooepidemicus、Actinobacillus equuli、S. equi subsp. equi(腺疫後の合併症)が主要原因菌。菌血症→内膜損傷部位への定着→疣贅(vegetation)形成→弁逆流→うっ血性心不全。馬では三尖弁と僧帽弁が最も罹患しやすい。疣贅の塞栓化→腎梗塞、脾梗塞、肺塞栓が合併症として重要。腺疫(strangles)後の免疫介在性合併症である紫斑病との鑑別も必要 (Maxson AD & Reef VB. JAVMA 1997;210:1435-1440)。

予防

馬における感染性心内膜炎の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。

予後

予後不良。馬の感染性心内膜炎の生存率は低い(<30%)。長期静注抗菌薬療法(4-8週間)が必要だが、完全な菌排除は困難。弁膜破壊による慢性弁逆流→運動不耐性→うっ血性心不全の進行が長期的問題。早期診断(心エコーで疣贅検出)と血液培養に基づく標的治療が予後改善の鍵。腺疫の適切な管理がS. equi関連心内膜炎の予防に重要 (Maxson AD & Reef VB. JAVMA 1997;210:1435-1440)。

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