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馬 (Horse) その他 軽度

麦角中毒

概要

麦角アルカロイドによる末梢血管収縮。四肢末端の壊死・流産。

主な症状

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病態生理

馬における麦角中毒は、麦角アルカロイド中毒(エンドファイト感染トールフェスク・麦角菌汚染穀物)である。内生菌(Neotyphodium)や麦角菌(Claviceps)が産生する麦角アルカロイドは、ドパミン作動性・アドレナリン作動性・セロトニン作動性受容体に作用して持続的な血管収縮とプロラクチン分泌抑制を引き起こす。妊娠馬では妊娠延長・難産・無乳・胎盤肥厚を、反芻動物では四肢末端・尾・耳の壊疽(壊疽型麦角中毒)や夏季の高体温(フェスクトキシコーシス)を生じる。

予防

馬における麦角中毒の予防は毒性物質へのアクセス防止が最重要。有毒植物(種特異的)・農薬・殺鼠剤・洗剤の安全な保管(施錠可能な棚)、人用医薬品の動物への不適切な使用防止、種特異的食品毒性(犬のチョコレート・ブドウ・キシリトール、猫のユリ・玉ねぎ)の飼い主教育。環境中の化学物質への慢性的曝露低減。中毒事故の大部分は適切な飼育者教育により予防可能。

予後

馬における麦角中毒の予後は毒性物質の種類・摂取量・曝露から治療開始までの時間・臓器障害の程度に大きく依存。早期の除染処置(催吐・胃洗浄・活性炭投与)と積極的支持療法で多くの急性中毒は良好な転帰。肝壊死・腎不全を呈する重症例では予後不良となりうる。慢性中毒では臓器損傷が不可逆的な場合があり、長期的機能モニタリングが必要。特異的解毒薬がある場合の早期投与が予後を大きく改善(N-アセチルシステイン・ビタミンK1・キレート剤等)。

📚 参考文献

Based on articles retrieved from PubMed

  1. Luis Fuentes V, Abbott J, Chetboul V, et al. (2020). ACVIM consensus statement guidelines for the classification, diagnosis, and management of cardiomyopathies in cats. J Vet Intern Med. [DOI] [PubMed]

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