歯の齲蝕(虫歯)
概要
歯質の齲蝕(虫歯)。穀物飼料で好発。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す馬の他の疾患を確認できます
病態生理
馬における歯の齲蝕(虫歯)の病態生理は歯・歯周組織・咬合の異常により摂食機能と全身状態が障害される。歯周病ではプラーク細菌→歯肉炎→歯周ポケット形成・歯槽骨吸収→歯の動揺・脱落の進行とともに、菌血症を介した全身臓器への影響を生じる。草食・げっ歯類の不正咬合では常生歯の過長・スパー形成により口腔粘膜傷害・疼痛・摂食困難を来す。歯根尖膿瘍では根尖部感染が顎骨・眼窩へ波及する。摂食低下は二次的な消化管うっ滞・肝リピドーシス等の致死的病態を誘発しうる。
予防
馬における歯の齲蝕(虫歯)の予防は口腔ケアと栄養管理が中心。小動物(犬猫): 毎日の歯磨き、デンタルガム・歯科食、年1回の歯科スケーリング(麻酔下)。草食動物(ウサギ・モルモット・チンチラ・デグー): 高繊維チモシー乾草を主食(自然な摩耗)、定期的歯科検診、不正咬合早期発見。鳥類: 適切なくちばし磨耗のための硬質食材・カトルボーン。早期の歯垢蓄積予防が歯周病・歯根膿瘍予防の鍵。
予後
馬における歯の齲蝕(虫歯)の予後は基礎病態・重症度・治療開始時期により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。