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馬 (Horse) その他 緊急

豪州コウモリリッサウイルス感染症

概要

コウモリ由来リッサウイルス。狂犬病類似の神経症状。豪州。

主な症状

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病態生理

豪州コウモリリッサウイルス(ABLV)はリッサウイルス属のウイルスで、狂犬病ウイルスと近縁。オーストラリアのコウモリ(flying foxes、insectivorous bats)が保有宿主。咬傷/掻傷→末梢神経の軸索逆行性輸送→脳→致死的脳炎。馬での症例は極めて稀だが、コウモリとの接触がある地域でのリスクは否定できない。臨床徴候は狂犬病と同一(進行性の神経症状、麻痺、嚥下困難)。【人獣共通感染症】ヒトへの感染は致死的。狂犬病ワクチンがABLVにも交差防御を示す (Field H. Aust Vet J 2018;96:212-217)。

予防

馬における豪州コウモリリッサウイルス感染症の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。

予後

発症後の致死率は100%。治療法なし。臨床徴候出現後は安楽死が推奨。狂犬病ワクチン(不活化)が交差防御を提供。コウモリとの接触を避けることが予防の基本。オーストラリアからの馬の輸入時に注意が必要 (Field H. Aust Vet J 2018;96:212-217)。

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