前部ぶどう膜炎
概要
前眼房の炎症。ERU以外の原因。外傷・感染。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す馬の他の疾患を確認できます
病態生理
外傷・感染・隣接する角膜疾患などの刺激により前部ぶどう膜(虹彩・毛様体)の血管から炎症性メディエーター(プロスタグランジン・サイトカイン)が放出され、血液房水関門が破綻する。その結果、房水中へ蛋白と細胞が漏出して前房フレア・蓄膿を生じ、虹彩括約筋の攣縮による縮瞳と毛様体攣縮性の疼痛を来す。毛様体機能低下(ciliary shutdown)により房水産生が減り低眼圧(<15 mmHg)となるのが特徴。適切に消炎すれば多くは寛解するが、遷延・反復すると後癒着・続発性緑内障・白内障を残し、ERUへ移行しうる。
予防
馬における前部ぶどう膜炎の予防は感染症対策と早期発見が中心。感染性結膜炎: ワクチネーション(FHV-1・FCV)と感染猫との接触回避。角膜潰瘍: 眼外傷の予防、グルーミング時の眼科ケア。白内障: 糖尿病の良好な血糖管理、遺伝性品種の繁殖管理、抗酸化物質補給。緑内障: 素因品種の定期的眼圧測定。全動物で年1回以上の眼科検診。
予後
馬における前部ぶどう膜炎の予後は基礎疾患の治療により決定される。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。