代謝性骨疾患(MBD)
Metabolic Bone Disease (MBD) / 代謝性骨疾患(MBD)
概要
カルシウム不足やCa:P比の不均衡な食事により二次性上皮小体機能亢進症→骨脱灰が起こる。ハリネズミではミルワームの過剰給餌(高リン・低Ca)が主因。病的骨折、後肢不全麻痺で来院することが多い。
主な症状
appetite loss
ataxia
hind limb weakness
lethargy
limb swelling
limping
weight loss
原因
Ca不足の食事、ミルワーム等昆虫の過剰給餌(高リン)、カルシウムサプリメント不使用、ビタミンD3不足。
病態生理
食事中のCa不足またはCa:P比不良→慢性低Ca血症→PTH過剰分泌→破骨細胞性骨吸収→骨密度低下→病的骨折。ビタミンD3不足も関与(室内飼育でUVB照射なし)。
治療
グルコン酸カルシウム(50〜100mg/kg PO or SC)、ビタミンD3補給、食事矯正(Ca:P比1.5〜2:1に)。骨折は副木固定。鎮痛:メロキシカム0.2mg/kg SID。食事改善が最重要(良質な猫用フード+Ca添加昆虫)。
予防
Ca:P比が適正な食事。昆虫にはカルシウムパウダーをダスティングしてから給餌。ミルワームのみの食事は禁忌。
予後
早期発見・食事矯正で予後良好。病的骨折や重度骨脱灰では慎重。治療後も骨密度回復に数ヶ月要する。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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