糖尿病
概要
血糖値を調節できない疾患で、モルモットでは稀ですが発症の可能性があります。
主な症状
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臨床徴候
モルモットにおける糖尿病の臨床徴候はホルモン異常または代謝障害の種類により特異的パターンを示す。糖尿病: 多飲多尿・多食・体重減少。甲状腺機能亢進: 体重減少・多食・多動・心拍数上昇。クッシング症候群: 腹部膨満・脱毛・多飲多尿・薄い皮膚。アジソン病: 元気消失・嘔吐・下痢・電解質異常。低血糖: 振戦・痙攣・意識低下。早期は無症候性に進行することが多く、定期的内分泌スクリーニングが早期発見の鍵。
原因
モルモットにおける糖尿病の原因: 臓器機能障害、ホルモンバランス異常、食事因子、遺伝的素因、加齢による代謝・内分泌経路の調節障害。肥満と運動不足が寄与しうる。
病態生理
糖尿病はモルモットにおける代謝・内分泌疾患である。基礎病態はホルモンのフィードバックループ、酵素活性、または基質代謝の調節障害を伴う。循環ホルモン、電解質、代謝中間体のバランス異常が複数の臓器系にわたる細胞機能に影響を及ぼす。代償機構が一時的に恒常性を維持するが、最終的に代償不全に陥り、進行性の臨床的悪化と多臓器への影響を引き起こす。
診断
血糖値(空腹時・随時)を測定する。モルモットの正常血糖値は約60-125 mg/dL。多飲多尿・体重減少・白内障を臨床的に評価する。尿糖・尿ケトンを確認する。フルクトサミンで過去2-3週間の血糖管理状態を評価する。モルモットでは肥満個体でII型糖尿病が報告されている。インスリン濃度を測定しインスリン抵抗性を評価する。血液生化学(肝酵素・脂質・BUN/Cre)で合併症を検索する。
治療
食事管理(最優先): チモシー干草中心の食事に変更、高糖分の果物・おやつを排除、ペレットはチモシーベース1/8カップ/日に制限。体重管理: 肥満個体は4-6週間で5-10%の漸進的減量を目標。血糖モニタリング: 空腹時血糖目標60-125 mg/dL、持続的に>200 mg/dLならインスリン療法を検討。インスリン: グラルギン0.5-1 U/kg SC BID(低用量から開始、7日ごとの血糖曲線に基づき漸増)。ビタミンC: 50-100mg/日(必須 — ストレス・疾患時は要求量増加)。脱水時: 温加LRS 50-80mL/kg/日 SC補液。糖尿病性白内障(モルモットで多い)、神経障害、二次性UTIのモニタリング。尿検査を2-4週ごと(糖尿・ケトン尿)。ケトアシドーシス発症時: 入院、点滴、レギュラーインスリン0.1 U/kg IM q4-6hでケトン消失まで。重要: 二次感染にペニシリン系抗菌薬は禁忌(致死的腸内細菌叢崩壊)。エンロフロキサシン5-10mg/kg PO BIDまたはTMS 15-30mg/kg PO BIDを使用。
予防
糖尿病の予防には適切な食事設計、血液検査を含む定期的な健康モニタリング、健康体重の維持、過剰なおやつや不適切な食事の回避、無症候性変化の早期発見時の迅速な介入が含まれる。
予後
糖尿病の予後: 多くの内分泌疾患は適切な薬物療法で長期管理可能。定期的なホルモン値モニタリングと用量調整が重要。
関連する薬品
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