副腎皮質機能亢進症(Ferret)
Hyperadrenocorticism / 副腎皮質機能亢進症(Ferret)
概要
フェレットにおける代謝性の内分泌/代謝疾患。副腎皮質機能亢進症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
虚脱・失神
よだれ
無気力
パンティング
発赤
痙攣
嘔吐
体重減少
原因
副腎腫瘍。去勢/避妊後のGnRH/LH上昇が一因。
病態生理
副腎皮質の腺腫/腺癌→性ステロイド過剰→脱毛・陰門腫脹・前立腺肥大。犬のクッシングとは異なり性ステロイドが主体。
治療
デスロレリンインプラント4.7 mg SC(第一選択、8-20ヶ月効果)。ロイプロリドデポ100-250 μg/kg IM q30日。副腎摘出術(根治的、左は容易、右は大静脈付着で困難)。メラトニン0.5-1 mg/頭。⚠フェレットで2番目に多い内分泌疾患。両側脱毛、陰門腫大、前立腺肥大。デスロレリン/手術で予後良好。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化
予防
デスロレリン。外科的副腎摘出。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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