毛ダニ症
概要
ツメダニやニキビダニなどの外部寄生虫の感染により掻痒と脱毛を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
チンチラにおける毛ダニ症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。
原因
チンチラにおける毛ダニ症の原因: ツメダニやニキビダニなどの外部寄生虫の感染により掻痒と脱毛を引き起こします。
病態生理
毛ダニ症はチンチラにおける寄生虫疾患である。寄生虫は経口摂取、経皮的侵入、またはベクター媒介伝播を通じて感染を確立する。抗原変異、免疫調節、細胞内隔離により宿主の免疫防御を回避しながら、宿主の栄養と資源を利用して増殖する。組織損傷は寄生虫の直接的な摂食、機械的破壊、有毒代謝副産物、宿主の炎症・免疫応答に起因する。重度の寄生虫感染は貧血、栄養失調、臓器機能障害、二次感染を引き起こしうる。
診断
皮膚掻爬検査・テープストリップ法でダニ虫体・虫卵を鏡検(Cheyletiella parasitovorax等)。チンチラの超高密度被毛(1毛包約80本)はダニの検出を困難にするため、複数部位からの採取が必要。トライコグラム(毛検査)で毛幹異常・虫卵付着を確認。真菌培養で皮膚糸状菌症との鑑別。臨床徴候(掻痒・鱗屑・脱毛・被毛粗剛化)の分布を記録。砂浴び用砂の汚染も感染源となるため品質を確認。同居個体の検査も実施
治療
チンチラにおける毛ダニ症の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
毛ダニ症の予防には定期的な予防駆虫、環境衛生と糞便除去、新規動物の隔離・検査、ベクター防除、中間宿主や汚染環境への曝露回避が含まれる。
予後
毛ダニ症の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。
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