フレンチモルト(Bird)
French Molt / フレンチモルト(Bird)
概要
鳥におけるウイルス性の皮膚疾患。フレンチモルトは適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
貧血
脱羽
跛行
無気力
呼吸窮迫
脾腫
突然死
体重減少
原因
鳥ポリオーマウイルス。繁殖施設で問題。
病態生理
ポリオーマウイルスの亜急性型→風切羽・尾羽の脱落/変形→飛翔不能。セキセイインコ幼鳥に特徴的。
治療
フレンチモルト。APV(Avian Polyomavirus)感染。セキセイインコに好発。治療: 根治療法なし(ウイルス感染 — 支持療法のみ)。 栄養管理: 高栄養食。ビタミン・ミネラル補充。 保温: 適温(28-30°C)。 二次感染予防: 必要時のみ抗菌薬。 換羽促進: 栄養管理が最も重要(新しい羽毛の成長を支援)。臨床症状: 幼鳥(巣立ち期)の飛翔羽/尾羽の異常脱落 → 飛翔不能。 重症型: 多臓器障害(肝壊死、腎障害)→ 致死的。 軽症型: 羽毛異常のみ → 次の換羽で正常化することもある。予防: APVワクチン(不活化ワクチン — 海外で利用可能)。 繁殖管理: 感染鳥の隔離。巣箱の消毒。 PCRスクリーニング: 繁殖鳥のAPV検査。鑑別: PBFD(BFDVウイルス)、栄養性羽毛障害、甲状腺機能低下症。予後: 軽症型は良好(回復あり)。重症型は不良。
予防
PCRスクリーニング。一部は回復。
予後
予後は病原体の種類、感染の重症度、宿主の免疫状態、治療開始の時期に大きく依存する。早期に適切な抗微生物療法が開始されれば多くの感染症で良好な転帰が期待できる。免疫抑制状態の動物や重度の敗血症を呈する症例では予後不良となりうる。慢性感染では完治が困難な場合があり、長期的な管理と再発防止策が必要となる。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
その他の他の疾患(鳥)
VetDictで鳥の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。