← トップへ戻る
フクロモモンガ (Sugar Glider) 皮膚 軽度

ストレス性脱毛(フクロモモンガ)

Stress-Induced Alopecia / ストレス性脱毛(フクロモモンガ)

概要

フクロモモンガにおける行動性の皮膚疾患。ストレス性脱毛は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示すフクロモモンガの他の疾患を確認できます

原因

フクロモモンガにおける行動性の皮膚疾患。ストレス性脱毛は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

フクロモモンガにおける行動性の皮膚疾患。ストレス性脱毛は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

治療

フクロモモンガ脱毛症の鑑別と治療: ① 原因鑑別—内分泌(甲状腺・副腎・性ホルモン)、感染性(細菌・真菌・寄生虫)、行動性(barbering、自傷)、アレルギー、栄養性、遺伝性、瘢痕性。② 検査: 被毛抜去試験、テープ採取、皮膚生検、皮膚培養(細菌・真菌)、内分泌(T4・コルチゾール)、CBC・生化学。③ 内分泌性: 原疾患治療(甲状腺機能低下→レボチロキシン、副腎皮質機能亢進→トリロスタン)。④ 真菌性(皮膚糸状菌): イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q24h × 4-6週 + 局所2%ミコナゾール。⑤ 寄生虫: イベルメクチン 0.2-0.4 mg/kg SC q14d × 2-3回(チンチラ・ウサギ・Collie系は禁忌or慎重)、セラメクチン外用、フィプロニル(フェレット以外の小型哺乳類で慎重、チンチラ禁忌)。⑥ 行動性barbering: ストレス源同定(過密、騒音、退屈)、環境enrichment、必要時はベンゾジアゼピン。⑦ 栄養性: ω3/ω6脂肪酸補充、十分な蛋白質。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。

予防

フクロモモンガにおけるストレス性脱毛の予防はアレルゲン管理と環境衛生が中心。蚤アレルギー: 年間を通じた蚤予防薬。アトピー性皮膚炎: 環境アレルゲン低減(フィルター・寝具洗濯)、皮膚バリア機能維持(オメガ3補給)。細菌性皮膚感染: 基礎皮膚疾患の管理、適切な被毛グルーミング、湿潤環境回避。皮膚糸状菌症: 感染動物隔離、環境消毒。耳のケアと定期的耳洗浄による外耳炎予防。

予後

社会的飼育(ペア/グループ飼育)への移行が根本治療で予後良好。食事改善(BML/HPW diet、Ca:P 2:1)。環境エンリッチメント(ポーチ、回し車、探索おもちゃ)。自咬が重度の場合は去勢(雄のホルモン関連自咬に有効な場合あり)。エリザベスカラーは一時的保護 (Booth RJ. 2003)。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 イトラコナゾール 💊 イベルメクチン 💊 メロキシカム 💊 ミコナゾール 💊 クロルヘキシジン

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

皮膚の他の疾患(フクロモモンガ)

フクロモモンガの全疾患を見る →

VetDictでフクロモモンガの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

ストレス性皮膚炎(フクロモモンガ) (共通7症状) 接触性皮膚炎(フクロモモンガ) (共通5症状) 脱毛症(フクロモモンガ) (共通5症状) 潰瘍性皮膚炎(フクロモモンガ) (共通5症状) 足底皮膚炎(フクロモモンガ) (共通5症状) ストレス性脱毛 (共通4症状) うつ・ストレス症候群 (共通3症状) イック(細菌性皮膚感染症) (共通3症状)
📋 フクロモモンガの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。